chiさん 40代
初めてアダルトグッズを手にするのは大学生になってからですが、小学校6年生のときに父の電気あんま器で鮮烈な絶頂デビューを果たし、そのあまりの衝撃に取り憑かれ、以後ははやく性的に自由な生活を手にするために受験勉強に耐え抜いたほどでした。
好きなアダルトグッズはディルドーで、「女性が自立するためにはディルドーが必要」と信じており、自分でシリコン製のものを作成したことがあるくらいディルドー愛があると思います。
ディルドーに求められる太さと硬さのバランスで星4つ
1.一般的な分類
このディルドーは、リアル形状の吸盤タイプのディルドーです。
大きさは海外設計の製品に比べてやや小さめです。
直径は全長16センチ、挿入可能長さ13センチ、直径はカリの周りが3.7セ ンチ、くびれの最も細いところが3.4センチ、そのほかは3.5センチです。
睾丸がついていますが、射精機能や保温機能はありません。
素材はやや硬め、表面はなめらかで、素材の匂いはありません。
カラーは肌色の一色です。
2.他のディルドーと比較して特筆すべきポイント
フガールのカリ部分の設計は、下に凸になっています。
多くのディルドーは、特に日本製では形状がやや上反りしており、カリの張り出し部分が下側に凸形状を持っていることはやや珍しいです。
この形状は、後述しますが、男性目線で使用中を観察するときに嬉しい効果があるようです。
3.同包チェック
透明なフィルム封入で販売されており、真空パックされたディルドーのような形なので、これはもう私のようなディルドーマニアでもお店で購入することは恥ずかしくてできません。
信頼できるサイトで通販の一択だと思います。射精機能や保温機能などはついていないので特に説明書もありません。
4.宣伝文句と実物の検証
宣伝文句としては「そそり勃つリアル触感」、「強力吸盤で遊び方は自由自在」とあります。
リアル触感については、材質が均質なので本物とはかなり異なりますが、つまんだ際の硬さは、全幅方向をつまんだ際には触感が似ており、まずよく出来ていると思います。
外観上の静脈の感じなどは、誇張されています。
吸盤については強力で優秀だと思います。平滑な面に貼り付けて使用する限り、女性としては騎乗位の使用が多いと思うところ実によく耐えるので、オナニー時の使用では大胆な動き方をしても大丈夫です。
その他、購入の動機となったものに、「日本人の平均的サイズ」とありましたが、サイズに関する統計のソースは不明です。個人的には平均的サイズよりも大きいと感じます。
ディルドーの場合、全長や全幅といったデータよりも、体積で表してもらうほうが実は女性にはわかりやすいのではないかと思います。
女性の立場からは自分へのフィット感が何より大切で、外観的には太さの様子と、カリの段差がしんどくないかどうかなどを見て少し大きめか、無理のないサイズを選ぶのが、
ディルドーフリークな女性に通底する意見だと経験上思います。
この意味で外観が誇張されていると、見た目は刺激的なのである意味では興奮を誘いますが、ジャストフィットするだろうかという選ぶ側の視点の邪魔になりそうな気がします。
男性にとってはカリの張り具合だとか、血管の浮き出し方など、威圧的な外見が大事なのかもしれませんが、もう少し外観も内実もジャストフィットを狙う設計思想とコマーシャルが必要だと感じます。
5.説明書以外の使い方
吸盤型のディルドーなので、基本的には騎乗位やバックでどうぞ、という製品だと思いますが、ディルドー愛好家で正常位で使用しない人を知らないので、
激しく奥を突きたい瞬間の使いやすさについて述べないわけにはいきません。
フガールは吸盤ごと底をつかみやすい形状で硬さがあるので、正常位での素早いピストンは少々乱れていても快適にできると思います。また同様に、立位で掴んでピストンするなどの使用もスムーズだと思います。
ペニスリングなどの追加はしやすく、特に睾丸を責めるプレイに興味がある女性には、初心者向けとして睾丸を通すリングをかける練習に重宝します。
電マとの併用など、ディルドーで片手を使いながら、もう片方で他のアダルトグッズを使う際には、使いやすい形状だとも思います。
アナルプラグとの併用は、先にアナルプラグを挿入する場合には、フガールのカリが大きいため挿入時に少しきついかもしれません。
これは説明書外というより目的外使用なのですが、私の場合、パートナーに変態趣味があり、その視点で参考意見をもらいました。
ディルドーの亀頭部分にファイバーカメラを通して腟内を撮影するというマニアックなことが好きなのですが、このときディルドーに穴をあけるのが大変で、フガールについては穴あけ加工がしやすいとのことです。
6.パートナーに使ってもらった感想
パートナーからの評価が高いディルドーです。
セックスでわざわざディルドーを使用する場合、3Pを模して使う場合もありますが、経験上男性は生身よりもディルドーの方がいいと思われることに強い抵抗を感じるようです。
そのため、過去何人かのパートナーとディルドーを用いてセックスライフを送ってきましたが、一番多い使い方は男性がディルドーでオナニーする私を鑑賞する、というものでした。
男性はディルドーでオナニーする女性を見ると撮影したい願望が湧きやすいらしく、しばしば撮影に及ぶことになります。
私の現在のパートナーも好んで撮影したがりますから、その意味でディルドーは、撮影時のマストツールと言えるのかもしれません。
撮影時には男性を強く刺激する要素が欲しくなるそうで、この要素は女性にはわかりにくいものですが、音(いわゆる膣ナラのことのようです)や、腟内が見えること(ディルドーを抜いた際に
しばらく膣が開いていることを指すようです)、膣やアナルの収縮(これは快感のため自然に観察できるそうです)だったりするのですが、これらは体質にもよりますが、フガールは一通り男性が楽しめるディルドーのようです。
一般論になりますが、ディルドーで女性がオナニーをしている最中は、男性は頭脳も両手も完全に自由となるため、想像が膨らみ性的な興奮を高める上で非常に有効なツールなのでしょう。
フガールのカリは下に凸の形状をしています。下に凸とは、カリの裏側が膨らんでいる形状を指します。
これは、対面騎乗位の位置関係でディルドーを使う際に、おしりの側から男性が観察すると、ディルドーのカリの裏側部分のふくらみに会陰側の膣内の柔肉がからんで長くめくれ出てくる様子が見られるのだそうです。
フガールはこの傾向が強く、他のディルドーに比べて素晴らしいとのことでした。
私自身は、そこを触って教えてもらえなければめくれ出ているのかどうかわからないのですが、確かによくめくれていると思われ、男性にはたまらないエロチックな絵のようで、
男性の気分を高める効果があるとすれば優れたディルドーといって良いと思います。
「テーブルの端にディルドーの吸盤を貼り付けて、テーブルの外縁にお尻を向けるようにして騎乗位でカリだけ出し入れするピストンを、テーブルの下からかぶりつきで見ながらカメラで接写するのが一番よいフガールの使い方」なのだそうです。
問題はこれを求められると、フガールのように亀頭の出し入れを体感しやすいディルドーの場合は、何度かに一度深く挿入する場面で私がすぐ絶頂してしまうので、二人にとっては良いような、サービスし過ぎのような・・・。
7.おすすめの人・おすすめしない人
ディルドー好きには様々な人がいると思いますので、総論として、長く使いながら相性を合わせていくユーザーに向いています。いくつかの観点からおすすめの点を述べると、次のとおりです。
・外観のリアルさを重視する人にはおすすめ
・挿入時にカリの形を感じたい人は強い刺激が得られる
・日本人男性の平均値よりも恐らく少し大きいので大きめ好きな人向け
・騎乗位をメインとする使い方では、吸盤が強力で無理が効く
・素材はなめらかで挿入感がスムーズ
・丸洗いできるのでメンテナンス性が高い
・中折れしない硬さがあるので、騎乗位オナニーで自由度が高い
・コストパフォーマンスが高い
マイナス面は特にないのですが、フィット感から言うと少しカリが大きいので、女性の体質にもよると思われますが、抜く際にカリで内壁をこじられるため、不快感のある人は使用法と潤滑に気をつけた方がいいと思います。
濡れにくく、膣が狭い女性には向かないと思われます。丸洗いできますから、無理なくローションを使用したほうが、性能を味わいやすいディルドーです。
8.アダルトグッズサイトのレビュー賛否
フガールはディルドーの中では、調べた限りそれほど高い評価を受けていません。
市場のディルドーは内外の製品で飽和状態であり、ユーザーとしてもどれを選んで良いかわからないのが実情なのだと思います。
そうなれば、普遍的な商品や、少しブランド力のある商品が有利になることは道理で、例えば「みちのくディルドー」の評価が高いのはそのためだと思われます。
女性ユーザーがみちのくディルドーに星4つをつけているとき、レビューのないフガールを買うかといえば、買わないと思います。
このため、私個人としてはみちのくディルドーの良さをよく理解しているので、これと対比してレビューを試みます。
確かに日本人女性にフィットしやすい大きさと柔らかさはみちのくディルドーが優れているのですが、このフガールはみちのくディルドーに匹敵する性能があり、
特に騎乗位で無理が効く挿入長さと硬さ、吸盤の強さからは、もっと評価されてよい製品だと思います。
フガールは、みちのくディルドーよりも余裕のある設計で、長く楽しみながら、相性を見出していく楽しみがあります。
即効性が高くすぐに気持ちよくなれるのがみちのくディルドーであるならば、確度や挿入速さ、深さを変え、ねじったり引っ張ったりしながら、「こんな気持ちよさがある」ということを発見していく余地が大きいのは、
フガールの方だと思います。
9.まとめ
ディルドーは何の小細工もないアダルトグッズですが、評価するべき項目は単純で、太さと硬さのバランスだと思います。
フガールは5つ星で評価するなら、迷いなく星4つをつけてよい性能だと思います。
ディルドーは膣での性感を開発する上で大きな意味があると思います。
以前に比べて女性にフィットする製品が多く登場しており、フガールも形状は少し誇張があるとしても、女性にフィットしやすい設計です。
ディルドーの使用で膣がゆるくなりそうという不安はよく聞くところですが、フガールのサイズ(直径約3.5センチ、挿入可能長さ13センチ)は日本人女性のどの膣にも無理なく挿入可能で、
膣にものを入れる感覚がわかれば、次はそれを締め付ける感覚もわかるようになりますから、性感の開発をとおしていわゆる「中いき」を目指すトレーニングにおすすめできる1本です。
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