完璧ないき心地を探究できる一本 MODE DESIGN製「denma LADY」レビュー

電マ
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chiさん 40代

性的なことに早くから関心がありましたが、家庭が躾に厳しかったこともあり、自分の世界で想像を膨らませながら過ごす少女時代だったと思います。
初めてアダルトグッズを手にするのは大学生になってからですが、小学校6年生のときに父の電気あんま器で鮮烈な絶頂デビューを果たし、そのあまりの衝撃に取り憑かれ、以後ははやく性的に自由な生活を手にするために受験勉強に耐え抜いたほどでした。
好きなアダルトグッズはディルドーで、「女性が自立するためにはディルドーが必要」と信じており、自分でシリコン製のものを作成したことがあるくらいディルドー愛があると思います。

1.電マの選択肢 ~家電とアダルトグッズの二通り~

denma Ladyは完全なるアダルトグッズに属しています。

通称「電マ」は家電製品としてのハンディーマッサージャーをルーツとしており、現在でもハンディーマッサージャーが電マと呼ばれる一方で、それを模して当初からアダルトグッズとして設計されたものも電マと呼ばれています。

分類はまだウィキペディアでも行われていませんが、もともと電マは家庭用のマッサージ器で、家族内で使用されるうちにセックスやオナニーにとても効果的であることが知られるようになり、その後2000年頃からアダルトグッズとして設計された電マが数多く登場するようになったという経緯があります。

分類が好きな私は、家電とアダルトグッズは家庭用コンセントに接続する製品かどうかで線引きできると考えていましえたが、設計上は明らかに家電である電マが意図的にアダルトグッズ市場に投入されたとみられる製品もあります。

例えば国内電マ界のレジェンド「フェアリー」は言うなれば家電の皮をかぶったアダルトグッズであり、電マが家電かアダルトグッズかという分類は簡単ではないようです。

一般に振動する機械をローターと呼び、これは電マでもエッグローターでも振動はモーターとカムにより生み出されます。

家電はモーターが大出力で機械も大型、アダルトグッズはモーターが低出力で小型、電源は電池やUSB充電式のものが多く見られます。

家電製品の電マはセックスやオナニーで使用する場合には出力が大きすぎ、性能の一部しか利用できません。女性が主体的に選択する場合は、女性の快感だけを視野に設計されているアダルトグッズの電マが得られる快感においても使いやすさの面でも圧倒的に優れています。

2.一般的な分類

denma LADYは単3電池4本で駆動するコードレスタイプの電マです。

振動は調節可能で強弱5段階をプラスおよびマイナスボタンで調節します。

振動モードは10種類が用意されており、ロータリースイッチ式のファンクションボタンで選択します。

防水機能があり、水洗いやシャワー中はもちろん、バスタブでの使用も可能です。

電マのレジェンドである「フェアリー」互換のアタッチメント(電マに取り付けるディルドーなど)が使用可能で、そろえれば振動から挿入までアダルトグッズに求められる機能はほぼ全て網羅されています。

振動部分と持ち手のジョイント部分がフレキシブルになっており、オナニー時にぴったりフィットする角度や強さが調節できます。

3.他の電マと比較して特筆すべきポイント

denma Ladyの特徴は、そのパワーと秘匿性です。

先に述べた通り、家電の電マはその性能をセックスやオナニーでは活かしきれないのですが、denma Ladyはアダルトグッズでありながら、その出力は家電を思わせるパワフルさがあります。

私が経験した5種類ほどの電マの中で最も出力が大きく、フェアリーを10とすると、denma Ladyの出力は体感で7程度にもなろうかというパワフルさです。

また、女性が電マを選ぶ上で秘匿性は大切で、USB充電式の製品が増えていく中で、denma Ladyが電池式であることは重要なポイントだと思います。

動物が捕食者に襲われやすいのは最も無防備な排泄中や交尾中だといいます。

こじつけかもしれませんが、アダルトグッズユーザーである女性が最も無防備なのはいつかといえば、実はグッズの充電中なのです。

ベッドサイドにむき出しの電マが転がって充電されているところを家族や来訪者に目撃されてしまう嫁入り前の女性が負うリスク、などというものを設計段階で考慮していただければ、一概にUSB充電式が良いとは言えないと思います。

むしろ電池式であることがdenma Ladyを使いやすい便利な電マにしています。

私はUSB充電式の製品を充電中に(しかも充電中にLEDが光る設計でした)母親に見られたことがあり、今となっては単に恥ずかしい思い出ですが、タイムマシンがあるなら消したい過去です。

4.同包チェック

denma Ladyは透明箱入りで、テスト用の単3電池4本が付属します。

説明書は箱の側面に記載があり、印刷物は付属しません。

5.宣伝文句と実物の検証

「MAX16000回転のパワー」、「5段階のスピード変化」、「10段階のファンクション機能」、「生活防水」、「ヘッド部100%シリコン」等の宣伝があり、「高性能で話題」や「お風呂で電マ責め」と謳うところもあります。

動作について検証すると、回転数の高いモーターと単3電池4本が生み出すパワーは、振動の細かさにおいても強さにおいても圧倒的です。

振動を最大のプラス5にした際に最大の回転数が出るようですが、プラス5は振動部分を手で触れたときに感覚がなくなるほどの振動が細かく強力です。

当然、プラス5で使用すると人肌より熱い程度に熱を持ってきますので、電池の消耗の面からも、耐用年数の面からも、女性に優しいプレイの面からも、連続的な使用はおすすめしません。

個人的には振動はプラス3からプラス4がワイドレンジで快感を得られると思います。

振動モードはブリンク(間欠)、エンジン(連続)、ウェーブ(うねり)の組み合わせによる10通りが選択できます。

本格的に使用する前に、自分の好きな振動モードを試して、どのモードで前戯をし、どのモードで絶頂したいのかを想像しておくことをおすすめします。

前戯から絶頂にかけてモードを切り替えようとするときにミスをすると、ロータリーなので9回切り替えることになるからです。

これは完全に好みの問題となりますが、単調に振動を続けるエンジンのみのモードが欲しかったところです。

ウェーブ間隔が短い8番目の「ビッグウェーブ」が一般的にいきやすいモードではないかと思われます。

お風呂での使用については防水がしっかりしており、バスタブに沈めて使用しても問題ありませんでした。

「電マ責め」という表現は、ほとんどのアダルトグッズがそうであるように、電マを男性が使用する責め具だと考えている人が多いのだと思いますが、お風呂にまで持ち込んで電マで責めようとするパートナーの絵はあまり想像したくない女性が多そうです。

「ローションプレイ後に丸洗い可能」だとか、もう少し男女協業的な視点から防水機能を宣伝してほしいものです。

6.説明書以外の使い方

オナニーライフを満喫している女性ならば、おそらく他のグッズとの組み合わせに電マを使用されていると思います。

私の場合はdenma LADYとディルドーの組み合わせが好きなのですが、少し実験的で魅力的な使用法を紹介すると、振動数の異なるアダルトグッズとセットで使うプレイがあります。

例えばdenma LADYとローターをくっつけて使用すると、どちらかの振動を変えていくうちにあるタイミングで振動にうねりを生じるようになります。

具体例をあげると、ローターでクリトリスを責めているときに、電マで弱い振動を与えながら調節するとうねりを生じますから、denma LADYの場合は振動モードによって予測の出来ないうねりを得られることがあります。

セックスで「何をされるかわからない」ことに楽しみを感じる女性には特におすすめで、快感の中で正気を保つことができさえすれば自分の絶頂パターンについて新しい発見をすることができるかもしれません。

7.パートナーに使ってもらった感想

私はdenma Ladyを使用して1年ほどになりますが、振動を直接女性の体に当てるのではなく、何かを介して伝えることで性感が深まり、性的に開発されることの面白さについて紹介します。

私はパートナーの好みもあり、アナルプラグをよく使用しています。

アナルプラグには様々なものがありますが、私の場合は装飾品の扱いで選んでおり、ステンレス製の挿入部分と、肛門の外に出る装飾部分とに分かれたものを気に入って使用しています。

電マの振動はステンレスを介して増幅されるので、アナルプラグの挿入中に装飾部分に電マの振動を受けると、しびれを含むベツモノの快感が押し寄せます。

denma LADYのプラス5で振動を受けると、プラグの振動は膣壁を超えて子宮に届きますし、当然そのようなときに男性がクリトリスに対する電マの刺激を組み合わせないはずはないので、ベツモノの快感を容赦なく混ぜ込まれながら、口から魂が抜けてしまうような絶頂を感じることになります。

当初はアナルプラグについては、パートナーの好みに応じて使用していたに過ぎませんでしたが、パートナーが偶然に発見したこのプレイによりすっかり性感を開発されて、詳しくは申し上げませんが、アナルプラグを使用しているときには期待するようになりました。

8.おすすめの人・おすすめしない人

denma LADYは完璧ないき心地を探求できる非常によくできた電マです。何らかの方法で絶頂を得られる女性ならdenma LADYは絶頂のマストツールと言えるでしょう。一般に電マは絶頂までの時間が短いので、バリエーションあるオナニーを楽しめる女性は、強度や振動を変えながら長く愛用できそうです。

おすすめしない人は思い当たらないところですが、電池を買うのが面倒な人には当然ながら向いていません。家電やUSB充電式の電マを選ばれたほうがいいと思います。

9.アダルトグッズサイトのレビュー賛否

性能については好意的な評価が目立ちます。ただし気になるレビューとして、振動モードに先述べた単調で連続的な「エンジン」がないことへの不満と、短期での故障を指摘するものがありました。

ずっと同じ振動を得たいときは、振動モード「ビッグウェーブ」が役に立つと思います。

短期での故障は品質的な問題なのか、高出力で連続使用した結果モーターが焼損したものかは判断が分かれるところです。一般に最大出力で発熱させ続けるような使用環境の場合は、本品に限らず短期で故障するものと思われます。

10.電マについてのとりとめもない話

Z世代は電マという存在を一般にアダルトグッズと捉えているようで、居間に電マが置かれているような絵を想像出来ない人も多いようです。

私はアダルトグッズとしての電マが広く流通することを入手機会の面からは歓迎していますが、女性が性に目覚めるきっかけを減らしていることについては残念にも感じています。

Z世代より前、いわゆるミレニアム世代は家庭内に家電としての電マがまだ多く見られた世代で、女性の性的体験を収集することがライフワークである私は、少なからぬ日本の女性が電マをこっそり使用していたことを証言します。

かくいう私も小学6年生のある日、父のマッサージャーをいたずらして絶頂を知りました。

それはわずか10秒足らずで私を未知の宇宙に放り出してしまいましたが、べそをかきながらお漏らしした後始末をし、父にバレないか不安な毎日を過ごしながらも、次にそれを試す機会を指折り数えて過ごした素敵な思い出があります。

平成中期、ある雑誌の相談コーナーに50代男性からの悩みが掲載されていました。

同年代の妻が自分の電マを使用してオナニーをしているのを知ってしまった、閉経後の妻がそんなことをするとは異常ではないか、という内容でした。「奥さんはようやく妊娠の不安なく性を楽しめる年代となったのですから、大いに楽しみましょう」という見事な回答もさることながら、幼気な小学生から熟女までを絶頂させる電マという存在にあらためて畏敬の念を抱いたものです。

電マはアダルトグッズで女性が絶頂する上では完璧なツールです。ぜひこのツールを女性が自由に手にとって、家庭に一つは置いていられるような寛容な社会になってほしいと思います。

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