gさん 30代
しかし快感には一切妥協しない主義で、特にオナニーでは快感の探求を続けています。
ハードよりディープなことを好み、グッズを使用する ときもドキドキするようひと工夫をすることが喜びです。
アダルトグッズは100種類ほどを経験してきましたが、いまのところディルドーが最良で、それ を塗り替えるグッズを求めています。
1.クリ吸引系グッズに対する女性の潜在的な願望について
「クリトリスをぞんぶんに吸い立てられたい」という願望は、世界の女性に共通のものかもしれません。
セックスでパートナーからクンニでクリトリスを吸引される素晴らしさは、ある意味で女性をとりこにします。一方で、セックスは相手があることですから、なかなか思い通りにはならないこともあるのではないでしょうか。
「もっと吸って。こうやって吸って。」と思っても、なかなか伝えられない経験はも、私見ですが世界の女性に共通のものではないかと想像します。
私自身も、実は舐め回すよりもずっとクリトリスを吸って欲しいと思うところ、多彩にテクニックを披露しようとするパートナーはすでに別の愛撫に移っていた、などということがよくありました。
私は仕事で知り合った、ロシア人、旧東ドイツ出身のドイツ人、アイルランド人、日系ブラジル人、日系ペルー人、中国人、韓国人、ベトナム人の女性とそれぞれ性に関する会話をしていますが、クリトリスを吸う行為がとても気持ちが良いか、気持ちが良いと想像できることについては共通認識と言っても過言ではなく、後で述べる「ウーマナイザー」の動画には全員が興味を示しています。
このようにクリ吸引系のグッズに対しては、世界の女性に広く潜在的な需要があると言ってもよいと思われます。
2.クリ吸引系グッズの元祖について
クリトリスを吸引するアダルトグッズは2000年代に入ったあたりではまだ一般的ではありませんでした。
知る人ぞ知る名器「クリキャップ」がほとんど唯一のクリ吸引系グッズでしたが、これは化学実験などで使う駒込ピペット(ガラス製のスポイトのお化けみたいなやつです)の、液体を吸い上げるときに指で押し込むゴム部分(ニップルとよびます)をアダルトグッズに転用したものでした。
分厚いゴム内の空気を追い出すと、強い吸引力があるので、これをクリトリスにかぶせて、放置されたり指先ではじかれたりして男性に「使われる」ものでした。
恐らく20年ほどの間、クリ吸引系グッズは製品そのものが極端に少なく、またこの時代は女性がアダルトグッズをネットで自ら買い求めるような社会状況ではなかったこともあり、クリ吸引系グッズはコアな趣味の男性が購入して、許可なくパートナーに使うという状況だったのです。
3.クリ吸引を再現する工夫について見聞きしたこと
クリトリスを吸われる快感を知ってしまった女性、あるいは、それを見聞きして興味をかきたてられた女性の中が、オナニーでそれを再現しようとするのは自然なことだと思います。
私自身はクリトリスが小指の頭大と非常に大きいこともあり、クンニをしてもらう際には、まるでフェラをされるようにクリトリスのカリ(男性のようにクリトリスにもカリがあるのです!)を口内で吸い、しごかれながら絶頂しますが、オナニーでは再現できないこの感覚を、掃除機のノズルで再現しようとしたものです。
またある人からは、美顔器の毛穴を吸う機能をこっそり活用していた、というような話を聞いて、「なるほど」と共感しました。
最も驚いたのは学校で理科の先生をされていた女性で、内径10ミリほどの透明なチューブを1メートルほど自分で購入してきて、それでみずからクリを吸引していたとのことです。
細いチューブでは吸引力に負けてチューブの中がつぶれてしまうので、肉厚な太いチューブを使わないと気持ちよくなれなかったと、涙ぐましいその再現努力に感動しました。
私が見聞きしたのは僅かな例ですが、恐らく日本においても、クリ吸引系グッズが購入しやすくなれば、たちどころに購入するであろう層が存在していたものと思われます。
4.ウーマナイザーの登場
2019年頃にドイツの企業がクリトリス吸引に特化したアダルトグッズ「ウーマナイザー」を発売し、これが世界的に大ブレイクしました。
ヨーロッパのアダルトグッズは、これまでも人間工学デザインなどを取り入れた機能的でスタイリッシュなものが多く見られ、ウーマナイザーも流線型の美しい外見をしています。
ただし価格は高価で、私が当時思ったことは、これまでそうだったように、間も無く世界の市場、こと日本の市場には数々の類似品が短期間に溢れるだろうということでした。
類似品があふれることは、開発企業の利益を侵すことになるので大問題だと思いますが、実はユーザーにとっては楽しみなことです。
中には改良により、オリジナルを上回る商品が登場することもあるのがアダルトグッズの常なので、私自身も間もなくやってくるであろう類似品のビッグウェーブを楽しみに待っていたのです。
この予感はあたり、クリ吸引系のグッズは今や世に溢れています。
そして、数多くの製品の中から私が選んだのは、外観がリスの形をしたOlika製の「クリス」でした。
5.クリスの特徴について
クリスはUSB充電式のバッテリーを内蔵しており、外観がリスのような形状で、大きく丸い口でクリトリスを吸引する一方、太い尻尾は挿入を楽しめるデザインでバイブ機能がついています。
クリトリス吸引に際しては、吸引の圧力を変化させる「圧力波」を10パターン選ぶことができ、よほど快感にシビアな女性でも、好みの吸われ具合を見つけられると思います。
クリスの良さは、一口で言うなら、クリトリス吸引もされたい、その先は膣への挿入もしたい願望が、セットで強制されずに楽しめる点にあると思います。
もはや古典ですが、よくある二股のバイブのようにクリトリスへの刺激と膣への挿入がセットになっているグッズは、快楽主義者である私のような人間からすると、セットではなく快感はそれぞれ楽しみたいと思うことがあるものですが、クリスはそもそもクリトリスの吸引と尻尾の挿入を同時にはしない発想で作られているので、充分にクリを吸引されて息も絶え絶えになってから、無慈悲に挿入されたい願望も大満足です。
リス型ロボットのような外見は、アダルトグッズであることをカムフラージュするためだと思われますが、リスにしては明らかに怪しいので、もしこれがベッドのボードに立っていたら少々勘のにぶいパートナーでもすぐにアダルトグッズだろうとばれてしまいそうです。
6.電源について
「クリス」は、充電用のUSBケーブルが付属しており、コードレスタイプです。
ただし家庭用電源のタップはついていないので注意してください。
充電時のケーブル差込口はクリス本体の側面にあり、普段は外側を覆う樹脂素材でふさがっていますが、ジャックをさしこむ細い穴があけられており、ジャックの先でさぐって差し込みます。
2.5時間の充電で3時間動作することになっていますが、普段の使用でバッテリーを使い切ることはないでしょう。毎日オナニーする女性でも、週に1回充電すれば足りると思われます。
7.防水について
「クリス」は防水仕様なので流水で洗うことができますが、水中での使用はできません。
クリトリスの吸引口も軽く洗う程度で、あとは綿棒とアルコールで殺菌とメンテナンスをするのが清潔に保つ秘訣だと思います。
しっぽは挿入用なので、水洗い可能なメンテナンス性はありがたいと思います。シリコン製で、一般的なヒアルロン酸系のローションなどの使用で変色するなどの問題はありません。
8.吸引性能について
私はクリトリスが大粒ですが、吸引口であるリスの口は10ミリあり、すっぽり口に収まって吸いたてられます。
上質なシリコン素材で柔らかく密着も非常によいため、小さなクリトリスをお持ちの女性にもクイーンフィット間違いなしだと思います。
クリトリスは無理に露出させなくても、小さい人は包皮ごと吸わせてもリスは苦情を言いません。
吸引強さは好みにもよると思いますが、クンニの上手な男性が吸う加減そのものか、男性によってはクリスが大幅に勝ち越しそうです。
強く吸引されているときに本体をクリトリスからはがす際には、軽く「ポン」と音がする程度で、快感は最大限、デリケート部分を傷める心配はありません。
9.吸引圧の変化としっぽの振動について
クリスは本体のボタンを押すごとに吸引圧がパターンで変化し、これを圧力波と呼んでいます。
使用した感想としては、吸引圧がクンニの際にリズムをつけられるように10パターン切り替わるのです。
初めは適度に楽しみ、次第に実験しながら自分好みのパターンを見つけるとよいと思います。
しっぽの根本にバイブがついており、このバイブによるクリトリスへの振動は特に優れているわけではありませんが、しっぽを膣へと挿入する際には充分なアクセントになります。
10.絶頂までの時間について
おそらくクリ吸引系のグッズを期待して使用する大半の女性は、あっという間に絶頂するのではないかと思われます。
その衝撃は、親の電マをこっそり使用したとき、わけもわからず一瞬で絶頂してしまったあの日の感覚に近いでしょう。
私は感度が良くいきやすい身体なのですが、それを割り引いても「クリス」は実に良くできていて、本気で吸引を始めるとわずか30秒ほどで絶頂してしまいます。リアル友達に2人所有者がいますが、どちらも60秒はもたないと話していました。
11.使い方について
言わずもがなですが・・・これを使う人は、他のクリ吸引系のグッズと同じく、吸わせていきそうになったら外して、を繰り返すのではないでしょうか。
「クリス」は、太いしっぽを挿入できるので、高まってきたら挿入を楽しむ人と、あくまで吸引のみの人と、使い方は別れそうです。
個人的には、よく濡れる体質ならぜひ挿入をおすすめします。
12.パートナーに使ってもらった感想
一人で楽しむよりも、かなり攻撃的に使われるので、セックスの一環に使用するにはすぐれていると思います。
前戯で女性を責めているときの男性の願望は、いっている女性を見たいこと、異物を挿入してみたいことが主ではないかと思うのですが、クリトリスの吸引をクリスにまかせながら、絶頂する相手を眺められて、さらに少なくとも片手は自由ですから、プレイの幅が広くて興奮するようです。
しっぽを挿入したがることも請け合いで、挿入しては抜いて吸引し、吸引してはまた挿入する楽しそうなパートナーを感じました。
13.使用上の注意点
パートナーに使ってもらう際には吸引される場所によっては刺激が強いため注意が必要です。
私の場合は、絶頂をむかえる際にパートナーが故意に尿道を吸引したので、パートナーとしては期待通りの成果になったようですが、すぐ外してくれたからクリスがおしっこを吸い込む事態には至らずよかったものの、もし吸い込んだらグッズが壊れてしまったのではないかと焦りました。
防水機能は生活防水程度で、水没には耐えないと思われるので、おもらしが多い人は、節度を持ってリスをはたらかせる必要がありそうです。
14.サイトでの評価について
私のクリスには当てはまりませんが、アダルトグッズにはよくあることで、バイブ機能が失われる故障の報告がいくつか見えました。
このレビューを執筆時点でおよそ80回目の使用を終えていますが、何ら問題はありません。
吸引機能については絶賛のコメントが目立ちますので、期待通りの製品だと感じる人が多いのではないでしょうか。
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